探偵業者の裏話(病める現代人)
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探偵業者の裏話し 第一話:ストーカー
最近、マスコミにも取り上げられ、すっかりお馴染みになった「ストーカー」・・・・・・・・。
言葉の語源は、英語のSTALK(ストーク);獲物などに、こっそり近づく・忍び寄る。からきている。ストーカーによる被害は、全国的にも増加傾向にあるようだ。私のところに寄せられる相談件数も97年度の30件から昨年度は70件と倍以上の推移となっている。
その実体について、実際にあったこのケースからご紹介しよう。
20代前半と思われる、何か曰わくありげな女性から電話が入ったのは、ジットリと蒸し暑い真夏の昼下がりであった。以前、NHKのある番組をみて、私のところに相談すれば解決の糸口が見つかるかもしれないという思いからだった。話を聞くと、3月ほど前から、中年の男性につけ回されているということである。ただそれだけではなく、郵便受けの中にその日の彼女の行動を詳細に記述した手紙が入っていたり、無言電話が休みになると30分おきに掛かってくるということである。警察に相談をしたのだが、解決には至ってないということである。
本人は、精神的にも大分疲れきている様子であった。このままいけば、間違いなくノーイローゼに繋がるとみた私は、十分な時間を掛け彼女の抱えている不安材料を取り除くことから始めた。例えば、電話の子機で話しているとき、会話に雑音が入るのは、盗聴器が仕掛けられているからでは? ・・・・・・電話の子機はコードレスホンといって、親機と電波で交信しています。電波の飛距離は100m位ですが、その間の障害物等で会話中に雑音が入ることは、十分考えられます。それよりも、子機自体が盗聴器のようなものですから、子機使用は控えた方がよいです。
ただ、つけ回している男に、その行為をやめさせない限り根本的な解決にはならない。これを解決するには、その男性の素行調査が不可欠となった。彼女の協力を得、スタッフとともに具体的な行動計画に入った。
著: 勅使河原
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