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アナログHDについて

日付: リフォーム内容:防犯カメラについてのあれこれ

近年、防犯カメラの映像規格が乱立しており、特にアナログHDといわれるAHD,HD-TVI,HD-CVI等は従来のアナログカメラに近い価格で1080Pを実現している点や従来のアナログカメラの配線(3C)をそのまま利用出来るというメリットがあり、販売台数が伸び続けています。
弊社は基本的にネットワークカメラやHD-SDIをお勧めしておりますが、予算の都合や配線距離(HD-SDIは最長100m)の問題からアナログHDを設置することも多々あります。
各メーカーはアナログHD販売当初のウリ文句として従来のアナログカメラの配線(3C)をそのまま活かすことが出来るので、入替えであればコストを抑えてハイビジョンに移行出来るというものでした。
弊社では、いきなりお客様にご提案するのは怖かったので、実機を購入してテストをしたり他の施工業者の感想等を聞いてからお客様への提案をするようにしました。弊社内での試験ではある程度安定して駆動しておりましたが、どうもワンケーブルカメラにした場合、ノイズが乗りやすい印象がありました。そこで他の設置業者にも聞いてみると、やはり、ノイズにはシビアであるという意見が多く聞かれました。各メーカーに聞くと当初はどの販売店からもそのような報告は受けていないとの回答でしたが、最近はどのメーカーもアナログHDはノイズを拾いやすい(特にワンケーブル)ので、できれば既設の配線(特に3C)は使用せずに引き直しして欲しい、5Cの既設配線の場合も、BNCコネクターは新しいものと交換してほしいとアナウンスしています。恐らく販売店やエンドユーザーからの苦情が多かったものと思われます。特にワンケーブルのアナログHDのノイズは非常に厄介で、配線距離が長いと高確率でノイズが乗ります。ノイズが乗らなくともツーケーブルと比較して不鮮明な映像になりがちです。メーカー側は販売前からこれらの症状について把握していたはずです。にも関わらずその点について改善しようとせずに販売しだしたことについては強い不信感を抱かざるを得ません。
弊社なりにアナログHDの映像にノイズが乗る状況を分析し、最近はなんとかほぼノイズを乗せずに施工できるコツを掴むことができました。しかし、基本的にアナログカメラで使用していた配線をそのまま使用することは出来ないので、アナログHDだから大幅にコストダウンすることは難しいと思います。単に映像が映れば良いというお客様であればいいかもしれませんが、それでは、ハイビジョンカメラのポテンシャルを十分に発揮することはできず、アナログで十分なのでは無いかと思います。
とはいえ、お客様にとって費用は一番重視される点だと思いますので、お客様には各映像規格のメリット、デメリットを十分に説明し、ご希望があればこれからもアナログHDを設置していきたいと思います。

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